酪農学園大学 園芸学研究室 -Horticultural diary-

園芸学研究室の学生と教員の日常をお伝えします。

さつまいも懇話会 鹿追・芽室視察

8月24日は北海道さつまいも懇話会の現地視察に参加しました。

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鹿追町における酪農家から出される糞尿をメタン発酵させ、無臭の液肥へ変換する施設。発酵の際に生じる熱をサツマイモの育苗 (2月から6月まで) と貯蔵 (13℃、10月から翌春まで) に利用している。サツマイモは輪作体系に組み込める新たな作物として注目されている。

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農研機構 北海道農業研究センター芽室拠点のサツマイモ圃場。サツマイモ栽培における北海道の利点は農薬が少なくて良いこと。本州では土壌消毒や定期防除が必要となる。今後、寒地に適した低温生育性や早期肥大性をもつ品種の開発が期待される。

北海道養液栽培研究会 伊達市などの園芸施設を見学

現地見学会に参加しました。

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アドワンファーム(豊浦町)での水耕栽培施設。サラノバは年に13回収穫。冬場はエアーハウスとカーテンによる保温につとめている。

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伊達市では高設による四季なりイチゴ生産を見学。地中熱を利用した施設も活用。

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壮瞥町における温泉熱を利用した冬期間のトマト生産。一次利用後の湯は、二次的に葉物野菜生産にまわされ、さらに学校などの施設で使われる。